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さまよえるフィッシャーの夢見帳

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2015年 07月 29日

にわか養蜂士

以前より体験してみたかった蜂蜜採取作業、28日体験してきました。

今年で北海道64年目。一度も欠かさず毎年来ている養蜂家、岐阜県からです。

妻の実家の古い家屋を拠点に活動している縁で今回実現したのですが、80歳の養蜂家は今年が最後

ということのようです。昨年まではおばあちゃん(奥様)が作業を手伝っていたのですが、膝が痛くまとも

に動けない状態(昨年は何とかやっていた)なので助っ人としてお手伝い=体験してきた。

朝6時出発。採取は午前中までに終わらせなければなりません。なぜか?その日の蜜が混ざると糖度が
下がるとのこと。巣箱の蜜が溜まってきたからすぐ採取とは行かず、最低でも一週間以上置いて濃度を
高めて糖度を確保するとのこと。

現地に着きました。積んできた器材を降ろします。なんだここは昨年釣りにきた川のところだ(笑)
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蜂除け用の燻器具。南京袋(麻)端しきれに火をつけて付いているふいごでパフパフして煙を出します。
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巣箱をさっそく開けてみます。
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採取は上段のプレートだけです。下段までするととっても時間がかかるのでしない。
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プレートを遠心分離器(ステンレス製)にセットして回しますと
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下の穴から美味しそうな蜜の香がしてきます。
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受け容器にある程度貯まるとストレーナーに掛けながら専用缶に移します。これを後で再度選別するとのこと。

熊除け用電流線の熊専用バッテリーとか。これならどこかで事件となった死傷事故は絶対ないそうです。
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以上、採取作業だけで見ると難しいとか重労働だとかは感じないが管理はたいへん気を使うらしい。
農薬には弱いので畑のすぐ近くとは避ける、検査される蜜の糖度・農薬の混入の有無、違う蜜が混ざらないか(蕎麦の蜜は黒く混ざると価値が下落)とか。また蜂を増やしたり蜜が取れない時は砂糖を与えたりとか生き物だけに気が抜けない稼業です。

きょうの採取量は非常に少ない、雨が続いたりとか天候が悪いと極端に収量が落ちるそうです。これからに期
待ですね。

予約はたくさんあるそうですが、それだけ確保できるか心配されておりました。

きょうの体験だけからですが、本州からきて蜜があまり取れないと採算が取れないなと。

結婚してからも乳飲み子抱えて来ていた昔の話など、人生の半分は北海道で過ごしたが来年は夏の暑さを
向こうで(岐阜)越せるか心配しておりました(笑)

せめて今年はたくさん取れることを期待して、またにわか養蜂士になってお手伝いします。

by wanderboy-hiro | 2015-07-29 01:07 | 野良仕事 | Comments(0)


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